今回は、The Immersive Bootcamp コース 4 期卒業生である森田さんにお話をお伺いしました。森田さんはサンフランシスコに本社を置き、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、カナダなど世界各国に展開しているMightyHive の日本立ち上げメンバーとして現在尽力しています。
今回のインタビューで、森田さんの Code Chrysalis での学びについて伺うことができました。参考になれば幸いです。
Code Chrysalis に入る前は何をしていましたか?
以前は 3 年間ほどタイの現地企業で日本人顧客に対してのウェブベースのサービスである基幹業務システムや不動産会社の営業担当者のための補助ツールなどの顧客の要望ヒアリング、ユーザージャーニを含めたシステムデザイン、API 設計、主にフロントエンドをメインとした実装業務、あとは当時(チームが)顧客とのコミュニケーションが上手くできていなかったということもあり、現地メンバーへのコミュニケーションの橋渡し役などにも携わっていました。
それからウェブサイトのパーフォーマンス改善などの SEO 業務や Node.js を使った社内用ツールの開発などもをしていました。当時その企業は日本人を顧客として抱えながらも、スタッフには日本語を話せる人がいませんでした。そのため、企業は顧客と上手くコミュニケーションを取れておらず、日本の従業員を募集していました。
当時はエンジニア経験がなかったのですが、日本人顧客とのコミュニケーションを円滑化するという役割を請け負いつつ、エンジニアとして働くことになりました。
どういった経緯でコードクリサリスを知りましたか?
タイ現地のプログラマーのレベルは世界標準で比べると低いと言われていました。当時、プログラマーとして知名度を上げたい、経験を積みたいと考えていたため、他の国で転職活動をしていました。
ただ、当時の僕の英語のレベルやプログラミングのスキルはそれほど高くはなく、ドイツ、カナダ、ニュージーランドなどにレジュメを送りつけてもお祈りメールしか届きませんでした。
この先どうしようかと考え、先進国で仕事をしているエンジニアさんのブログを見たり、アポイントメントを取ってお話を聞いたりしていました。そうしている時に、その中の一人がたまたま Twitter で CodeChrysalis について紹介していたため、そこで知りました。
コードクリサリスで学ぼうと思ったきっかけはなんですか?
当時、こういったエンジニア養成学校が日本国内で他に存在することや、こういったビジネスが存在することも知りませんでした。
ただ、海外ですでに活躍されてるエンジニアが「ここ卒業したら絶対エンジニアになれるだろ!」って言ってたことや、 実際に Kani(CEO)と Yan(CTO)と面談してみて、カリキュラムの充実性、彼らの人柄の良さからここで勉強して得られるものがあると確信したことが当時の会社を辞めて入学を決意した理由です。
また他に Code Chrysalis だけが英語でコーディングを学べるというのと、クラスメイトに外国人が多いため、国際色豊かな環境で学ぶことができるのも魅力的でした。
Immersive Bootcamp コースはどのようなコースでしたか?
同じことを二度行うことは一度もなく、毎日新しいことを勉強して正直かなりハードでしした。特に非同期処理の概念の理解に苦しんで、他の生徒がその日のうちに課題を提出しているのに一人だけ 1 週間 18 時以降も他の課題を同時平行でこなしつつ、必死で非同期処理の勉強をしたことを今でも覚えています。おかげで非同期処理の説明には自信がつき、自分が主催の Meetup のテーマにも選択しました。
他にもエンジニアとしてチームで作業を行うために必要なコミュニケーションスキルを徹底的に磨くべく様々な課題やオリエンテーションがあり、口下手で引っ込み思案の僕にとっては正直言って地獄の 3 ヶ月間でした。ただ今から振り返ると、短期間で最新技術を習得する能力やコーディングスキルも磨きつつ、さらに積極的にコミュニケーションもできるエンジニアを養成することを目的とした、非常に良く練り込まれたコースと言えます。
一番大変だったことはなんですか?
自分自身を変えていくことですね。僕はこれまで自分に自信がなくて、自分の意見を全然言うことができなかったんです。話す時もぼそぼそ話しちゃって、全然相手に伝わらなかったりと。
このコースではペアプログラミングと言って、自動車の教習所みたいに運転役と舵取り役に別れてコードを書きます。無駄打ちやパートナーに考えてることを言語化することでアイデアが論理的に筋の通ったものかを確認できる利点がありますをやるのですが、話すことが苦手な僕にとってはこれが非常に辛かったですね。
また、このコースに参加して僕が今まで経験した想像していたプログラマーの概念が変わりました。以前はプログラマーというと、一人で画面に向かって黙々とカタカタ打っているようなイメージだったんですけど、ここでは実際は全然違くて、課題をパートナーと終わらせるためにずっと喋り続けなければいけませんでしたっている状態なんです。自分の考えを相手に伝えなければ、開発が止まってしまう。
人と話すのが苦手な僕はとても大変でした。
Code Chrysalis のモットーとして”Being comfortable in uncomfortable situations.”を掲げています。これは、慣れない環境にいることに慣れろという意味です。僕はこの言葉(モットー)を身をもって経験することができました。
受講前と受講後でどう変わりましたか?
自分に自信がつきましたね!たとえ短期間であっても必死に努力すれば成し遂げられることがあると経験できました。これまで僕は人とコミュニケーションをとることが苦手で、技術者やプログラマーを目指した理由もずっと一人で仕事ができればいいなと考えていたからです。
しかし、どこかでそれは嫌だなとも考えていました。(自分のことを)変えたいと感じてても、どう努力すればいいのかさえわかりませんでした。しかし、CodeChrysalis で技術的な面やコミュニケーション方法や、人前で相手の注意を引きつける話し方を学ぶ中で、(エンジニアとして)自分自身を大きく成長させることができましたし、人間としても自分の成りたい理想像に一歩近づくことができました。
これからの受講生に何かアドバイスがあればよろしくお願いします。
迷ったら入ることです。あなたが(技術者として)スキルを磨きたい、成長したいと考えて努力しているのなら、Code Chrysalis のメンバーが全力であなたのことをサポートしてくれます。あなたの努力は結果として必ず現れてくるはずです。
Code Chrysalis は日本・東京にあるプログラミングブートキャンプです。3 ヶ月間で強靭なソフトウェアエンジニアになるイマーシブは、オンサイトではもちろんリモートでも受講可能です。
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