海外メディアでたまに「日本人はテスト好き、資格好き」という記事が出たりしますが、日本に戻って「本当だなあ」と感じることがあります。
それ「テストの点が高い=できる人」信仰があるからじゃないかあと思うんです。
大抵のテストって、暗記すればパスできるやつですよね?
それ、ソフトウェアエンジニアにやっても意味がないと思うんですよ。僕にとってテストとは「能力があるか判断するためのもの」です。
確かに、エンジニアのレベルを測るための基準は必要だと思います。ただ、多くの日本の会社において、ソフトエンジニアのテストは「合格してバッジを取るため」になっていて、テストとしての機能を果たしていないんじゃないでしょうか。
僕が大事だと思うのは、実務に即した内容がきちんと入っているかどうか。
「◯◯の知識がある」とか、それって大事なんですかね?
知識より
・実際に動くものが作れるかどうか
・会社が望むものを作る力があるかどうか
ですよね、上の人が知りたいことって。つまり、知識が経験になっているか、だと思うんです。
テストの基準がずれている、知識だけを求めるから、ソフトウェアエンジニアが育たない。内製化が進まない、だから日本のIT業界はどんどん海外に遅れを取っていってしまうんです。
理想は「企業ごとにカスタマイズされたエンジニアレベルのテストがある状態」です。これなら、自社において誰がどこまでできるかわかりやすく評価もラクになるし、プロジェクトごとに人も選びやすい。
エンジニア側も、会社がどのレベルを求めているか、何ができるようになればより評価されるかわかる。採用も、どんなことを要求されるのか明確なので人が集まりやすくなりますし、開発も進みやすくなる。仕事の効率が上がって、もっといいものが作れるようになって......と、もうメリットしかないんです。
こんな話しをお客さまとしていたら「うちの会社用のエンジニアレベルテスト作って」と言われ、現在鋭意作成中です。
カスタマイズしたエンジニア用テスト、もっと広めていきたいです^^