アドバイザーから友:コードクリサリスの叔父、出井さんが残したCCへの影響

12/16/2022
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出井 伸之さんとの出会いについて教えてくれますか?

CCがまだアイデアだった頃に僕のお友達が紹介してくたんです!いや、本当のことを言うと僕のお友達が出井さんを知っていて、僕が出井さんと会いたいとお願いしたんです。それで出井さんのオフィスで会うことに。IT企業では神様なような存在なので、かなり緊張はした。会う当日はもちろん15分前に彼のオフィスについてドキドキしながら待っていました。時間になったらスタッフが出井さんの部屋まで案内してくれて、彼は机の後ろに座って待っていました。多分3メートルぐらいの距離感で、かなり遠いと感じ、そのまま用意されていた椅子に座り。出井さんは腕を組み、ただ僕を見つめあって無表情でした。最初は威圧的で僕が話し始めても表情は変わらないまま。CCのアイデアをピッチ話し終わったときにやっと一言、「Kaniさん、絶対にやるべきです。今の日本に必要です。」

ズバリ!そこからどうやってCCのアドバイザーとしてアプローチされたんですか?

そのまま僕が話し終わったら、彼は色々語ってくれました。日本はITで悪戦状態、海外出身のエンジニアに頼りすぎ。日本に必要なのは企業を立ち直すこと、企業内・国内でエンジニアを育てられること。関連すること。(彼は)殷殷したと思う、迷わずCCのアドバイザーとして彼にどう手伝いられるか

その場でアドバイザーになってくれたんですね。助け舟を出してくれた。CCのTシャツを持って行ったので上げたら、セーターの上から着てくれて写真撮ろうと言ってくれたんです!隣で喜びを隠せないままで、彼のフォローしながらいろんなポーズをして写真撮ってる際に僕を見て、「必要なものは何でも言ってくれ。」

彼はどなような影響を残しましたか?

初めからCCのサポートをしてくれました。あの出会いから時々会うようになって、CCの為に動画を撮ってくれました。クラスに5人の生徒しかいないときに来てくれたり、生徒と全員話し合ったり自らQ&Aを行ったりしていました。叔父なような存在で、度々遊びに来てくれました。最初は生徒も少し彼に対して戸惑いがあっても、彼には皆んなを落ち着かせる力・魅力があった。一回Q&Aの最中にプレイステーションの由来について聞いたらワークステーションの真逆を作りたいって説明された。

出井さんはCCへよく尋ねてましたか?

時々!前にオフィスにすごく大きい電動スクーターを持ってて、それを見て乗りたいと視聴した出井さんに辞めたほうがいいと心配したけど出井さんは喜んでスクーターにオフィス内に乗り、多分写真あるよ!いつも興味を持ってくれて、とにかく暖かい存在な人だった。常に皆んなを励ましてくれて、押してくれる人だった。CCの初めてのDemoDayにも参加してくれて、オープニングのトークで話してくれてました。

CCへ最後に来たのはいつ頃でしたか?

多分コロナ前のDemoDayだったかな。その後、何回か来たいとは言ってたけどコロナの心配もあって僕から彼に直接会いに行くことにしました。

Quantum Leaps Corp.としてアドバイザーをされていたんですか?いいえ、自分の時間の間に活動してたんです。会社の時間ではなく彼の時間で。最初から手伝ってくれてCCへ訪ねてきたり、生徒と(人数が少なくっても)直接話し合い、私たちCCを色々な人に繋げてくれました。ソニーのHRと繋げてくれたは出井さんですがそのために彼には頼らなかった。

出井さんの存在はCCにとってどんな影響でしたか?

彼がアドバイザーになっただけで、すべてが変わりました。彼は、嫌な顔一つせず、頼めば名前や写真を惜しげもなく出してくれた。そして、CCを立ち上げると、皆んな本気になった。出井さんがプロモーションビデオ*に出演してくれてから、「日本に必要なもの」という言葉を発することで、注目がぐっと変わりました。出井さんの存在は私たちが信頼されたと大きく感じました。*出井さんのトークはは3:20から

最後に、出井さんはどのような人間として覚えられてほしいですか?

彼はとても、悪い意味は全くなく、子供っぽかったです。好奇心旺盛な人でした。とても真面目で厳しい態度の下には心が子供なんです。自分のことより他人のことを優先して、とにかく謙虚でシンプルな方で、決して「これやれよ、あれやれよ」とは言わない。決して命令しない。彼は常に耳を傾けてくれました。時折1つか2つ鋭いことを言うのです。本当に自分より他人を優先し、純粋に人を助けたい、力を与えたいと思っていました。どうしたら人をエンパワーできるかを考えていた。彼は私たちCCを力づけ、私たちが他の人たちを力づけることができるようにした。個人的ですが、私は彼と間違いなくつながっていると感じました。お互い心が子どもなのです。そして、何よりも彼はいつも寛大だった。

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出井さん、長年にわたるご指導とご厚情に感謝します。友人として、指導者として、そしてコードクリサリスのおじとして、あなたの存在がなくなるのはとても寂しいことです。私たちは、出井さんの仕事と存在に敬意を表し、当初からのあなたのサポートによって私たち自身の仕事を強化し続けています。あなたが私たちに示してくれたように、私たち自身と他の人々が翼を広げることができるように、耳を傾け、導き、力を与えることによう、頑張り続けます。

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